Archive for : 11月, 2015

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オンラインでカスタムオーダーのスーツを制作”La Fabric” インタビュー

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ぺーたろーです。

オンラインでのカスタムオーダーサービスであるLa Fabricを展開する、ライフスタイルデザイン社の森社長にインタビューをさせていただきました。

La Fabricってどういうサービス?という方はこちらをご覧下さい。

 

sproutでは潜在顧客からのフィードバックが貴重な機会

 

– 登壇者としても、オーディエンスとしてもsproutに来ていただいていますが、感想を教えて下さい。

普通にビジコンに比べると、かなりカジュアルで登壇者とオーディエンスの距離が近いですよね。

BtoCベンチャーにとっては、顧客と直に話せるので嬉しいですね。

 

– オーディエンスとはどんな話をしたのですか?

実際に測って欲しいとか、記事のサンプルがみたい、といった話がありました。

その話から、実際に「生地ブック」を作成して、お客様に送れるような施策を試すことにしました。

僕らはインターネットのビジネスをしているのでオフィスにこもりがちで、ともするとお客様と会わないのです。また、sproutに来ているのはアーリーアダプター。ディスカッションベースで色々な話が聞けたのは参考になりました。

 

– 最近は、イベントや出張してリアルな実測会をしていると聞いています。顧客の反応はどうですか?

sproutや他のイベントで、ブースに来ていただいたお客さまの採寸を始めました。測れるタイミングがあったら、そのときに測ってもらったほうがあとあと購入のときに楽なんです。測ってもらっておいて、後から実際に購入されたこともあります。採寸会の反応はいいですね。La Fabricのことは知ってくれていて、「やってみたかった」といってこの機会に採寸してくれる方が多いです。

 

BtoC・ITサービスの経験と放浪を経てLa Fabric へ

 

-La Fabricを始めるまでの経歴と、それが今どう活きているかを教えてください。

最初はソーシャルアパートメントを展開するグローバルエージェンツ社で働いていました。今のコンシューマーは選択肢がいっぱいあるわけで、よっぽどの理由がないと選んでもらえないんです。その理由がないと価格競争に巻き込まれてしまう。

シェアハウスの多くは一緒に住んで安くしよう、というものだと思いますが、ソーシャルアパートメントでは「よりよい生活をしよう」というコンセプトをもってサービスを展開していました。ソーシャルアパートメントではBtoCビジネスを学び、この経験が今に活きています。

このあと、ヨーロッパを中心に30カ国くらいを放浪していました。ここでも感じたことがあって皆”Made in Japan”への信頼を持っているし、好きなんです。家電とか車は特に。本当かはわかりませんが、イタリアにはイタリア車より日本車が多いということを言っている人もいました。なぜなら10年乗っても壊れないから。そのくらい日本のものは信頼されていて、驚いたのを覚えています。

次に働いたのはメルカリという会社です。スマホで簡単に出品・購入ができるフリマアプリを運営しています。これはバッチリのITサービス。その作り方、スケーラブルなサービスを作るやり方を学びました。

 

オーダーメードを身近なものにしたい

 

-La Fabricを始めた経緯を教えて下さい。

まず、僕がもともとアパレル業界にいたんです。そのときから、日本のアパレル構造は海外にくらべていびつだな、と感じていました。日本のアパレルは自分たちでデザインせず、OEM・ODMに依存していました。今はファストファッションや海外勢と戦わないといけないず、このままでは日本のアパレルは危機的状況になる。この現状を何とかしたいと思いました。また、アパレル業界はITの進出が遅れている分野です。業界としてITリテラシーが高いわけではなく、そこに課題とチャンスがあると思ったのです。

そんなときに、僕は背が高かったり、腕が長かったりして、既成品が合わないことが多くて悩んでいたのですが、そんなとき友達に勧められてオーダーメードでシャツとスーツを作ってみたら「こんなにぴったりになるんだ!」と思って感動したんです。オーダーメードってスゴい。ぴったりだし何より疲れない。

でも、オーダーメードを体験したことがない方は、その感動を知らないわけです。高いし、なんか敷居が高い。なので、オーダーメードを身近にしたい、ということでLa Fabricを始めました。

日本のアパレルは、それぞれがそれぞれのやり方をしていて、ガラパゴス化しているように見えます。独立すると中間業者も増えて、工場は取り分が減っちゃいますね。取り分が減ると給料が減るので若者が入ってこなくて廃業してしまう。なので僕らは中間流通を通さず、自社ですべて商品企画やデザインをし、縫製工場と直接契約をしています。顧客にも工場にも適正価格で取引をしています。

 

-今後海外への展開も考えているのでしょうか?

リソースの問題で今はなかなか対応しきれていないですけど、もちろん考えています。先程も言いましたが、日本製は信頼性が高いし、世界に発信してきくべきだと思っています。

まだLa Fabricのサイトは海外対応していないのですけど、それでも海外の方からのお問い合わせは結構頂いています。例えば、日本に住んでいる海外の方は既成品だとなかなかサイズが合わず、オーダーメードとしてLa Fabricに行き着いてくれているようです。あた、日本に旅行で来てくれたときにオフィスまで来ていただいて特別に採寸している、といったこともあります。

 

-最近ネクタイの取り扱いを始めました。オーダーメード以外の取り扱いをしたのはなぜなんでしょう?

確かに、ネクタイはオーダーメードではありません。繰り返しになりますが、La fabrocは良い職人さんやいい工場が活躍できないということを問題意識として持っています。今回取り扱いを始めたネクタイは、自分で言うのもなんですが、すごくいい商品です。でも、普通のブランドとして普通のチャネルで売ると、買い叩かれたり変な売り方をされてしまうことが多いのです。僕らはそういうことをしない。あるべき価値をあるべき値段で販売していきたいんです。

 

-そうするとLa Fabricは、必ずしもオーダーメードブランドではない、ということでしょうか。

オーダーメードの機能は持っていますし、それが主要事業です。ただ、それにこだわっているわけではないですね。「顧客にいいサービスやいい商品を届ける、顧客のライフスタイルに合ったものを届ける」というのが信条です。そのための手段が、忙しい中で簡単にオーダーメードができるLa   Fabricだったり、出張採寸だったりするわけです。

折角いいスーツを買ったのだから、それに合う良質なネクタイを選びたい、というニーズに応えるためにも、今回のネクタイの企画を実施しました。

 

将来は羊を飼っていい商品を作りたい

 

-今後の展開を教えて下さい。

将来的には、牧場を作って羊を買いたいんですよ。最近、食の安全やトレーサビリティが問われていますけど、衣類の安全性やトレーサビリティも重要になってくると思います。羊毛を作るところから始めっるって、最高のトレーサビリティじゃないですか。その羊に会いに行けたりなんかしたりして。それは百貨店じゃなかなかできないですよね。

今の消費者は単純にモノを買っているわけではなく、その裏のストーリーも気にしています。自分の着る服がどう作られているのかを確認したり、どんな人達がどんな思いで作ったのかを知ることもこれからの時代は重要になってきます。そこの発信を強化していきたいですね。

また、今まではwebを中心にやって来ましたし、これからも続けて来たのですけど、イベントの催事とかポップアップストアも展開していきたいです。オーダーメイドにはまだまだ敷居の高さがありますが、こういう場に気楽に来てくれるようになれば、オーダーメードがもと身近になっていくと思います。今まではテーラーメードは、心構えをもってお店に行って、1時間位かけてスーツを作ってきたわけです。僕らはそこをもっと手軽にしていきたい。もちろん質を重視しながらです。

 


 

オンラインカスタムメードのLa Fabricを展開するライフスタイルデザイン社の森社長にインタビューさせていただきました。オーダーメードはすごく着心地がいいものの、まだまだ価格も敷居も高く一般的ではないとのこと。それらを乗り越え、オーダーメードを誰でも使うものにするというLa Fabricに今後も注目です。

 

 

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オンラインでカスタムオーダーのスーツを制作”La Fabric”

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シリーズ「聞いてきました」を始めます

 

こんにちは。寒いです。帰りたいです。ぺーたろーです。

今回から、シリーズ「聞いてきました」を始めます。

sproutはリアルイベントで、多くとも1oo人にしか観てもらうことはできません。ブログにすることで、もっと多くの人にサービスを知ってもらえたらいいと思います。

では記念すべき初回をスタートします。

 

La Fabricはカスタムオーダーオンラインショップでスーツが作れる

 

sprout #5 に登壇したライフスタイルデザイン社が運営するLa Fabricは、Web上で自分の体型にジャストフィットのスーツがつくれるというサービスを展開しています。

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sprout #5でプレゼンするLa Fabric森氏

 

 

 

 

 

 

 

 

ECで服を買おうと思ったけどサイズがよくわからないから諦めた、買ってみたけどサイズが合わなかった、なんて方は多いのではないでしょうか。同じLサイズでも、あちらのLとこちらのLでサイズが全然違うなんてこともありますね。

そんな悩みを解決すべく、La Fabricにお邪魔してきました!森さん直々に使い方を教えてくれたり、手の長さを測ったりしてもらいました。

 

Skitch

使い方は簡単。まずはLa Fabricにアクセスします。

FormalとCasualがあります。今回はcasualにしてみましょう。

 

Skitch (1)

「12oz 色落ちしないストレッチブルージーンズ」が気に入りました。

 

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「カスタマイズする > 」をすると、サイズなどが調整できます。ここで重要なのが、「S, M, L」などを服のサイズを選択するのではなく、カスタマイズデータと、「身長、体重、体型」等の自分のデータを入力します。

 

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今回はジーンズを購入するので、カスタマイズで選べるのは「シルエット」「ボタン」「ポケット布」「ステッチ(バックポケット)」「ファスナー/ボタンフライ」です。

 

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さぁ、まだ姿形が決まっただけで、サイズはきまっていません。ここからサイズを決めていきます。

体を実測して体型データを入力する、いわゆるパターンオーダーです。

 

Skitch     Screenshot_2015-07-26-16-18-51

こちらもやることは簡単。「上半身」「下半身」ごとに、実測値を入力していきます。

 

こうしてシャツとジーンズを作っていただきました。作成期間は約1ヶ月とのこと。

 

1ヶ月後…

無事にジーンズがぺーたろーの元へ届きました。

履いてみたらこれが本当にjust fitです。ジーンズって普通動きにくいものですが、サイズがどこもかしこもあっているため、無理に引っ張られることもなく本当に動きやすいです。一瞬伸縮素材じゃないのかと疑ったレベルです。ぺーたろーは自転車も乗るのですが、全くきつさがありませんでした。

 

森社長へのインタビューも敢行!

折角なので森社長へインタビューしてみました。

インタビューはこちらから。

 

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sprout #10 -日常を彩るあのサービスに栄冠

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こんばんは。ぺーたろーです。10/20(火)に開催されたsprout #10。レポートをお送り致します。

 

毎月渋谷の某所で開催しているsorout。今回は記念すべき第10回目です。もう1年近く経っていると思うと感慨深いです。 記念すべき10回目は朝日新聞メディアラボで開催致しました。もうsproutではお馴染みの場所でございます。

sproutがよく開催されている朝日新聞メディアラボ渋谷。

 

安くて近くて好みの低カロリーメニューを検索できるダイエットアプリ”Mealthy”

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トップバッターはmealthyの鈴木さん

 

 

Mealthyはダイエット食検索アプリ。肥満の解消に重要なのは運動よりも「食事」。忙しいビジネスマンにとっては外食をゼロにすることも簡単ではありません。そこに目をつけたのがMealthyです。外食できちんと健康にいい、太らない食事を検索できます。

Mealthyに必要な情報を入力すれば、ワンタップで、徒歩5分以内の健康的な外食を検索することができます。

健康食とはいうものの、例えばファーストフードの中にもカロリーが低いものもあり、チェーン店のものも勧めてくれるとのことです。

Mealthy: http://mealthy.me/

 

日本にいながらグローバル人材教育”Global Step Academy”

 

モンゴメリさん率いるGlobal Step Academyが手掛けるのは、子供のグローバル人材教育サービス。

 

  「Global Step Academy」が提供するのは日本にいながら子供のグローバル人材を育てるサービス。 日本や海外でグローバル教育をしようと思うと、子供はインターナショナルスクールに通わなくてはなりません。が、それはなかなかハードルの高いところ。そこで登場するるのが「Global Step Academy」。日本の学校に通いながらインターナショナルスクールのカリキュラムを受けることができます。受講者で多いのは5〜10歳くらいですが、最年少は2歳で、中学生や大人も通うことは可能。オンライン授業が基本ではあるものの、ハロウィンイベントやサマースクールなどの課外授業もあるとのことです。

Global Step Academy: https://global-step.jp/  

スマホに一声でクーポンget!”アイコトバ”

 

アイコトバを手掛ける田中さん。スマホに「アイコトバ」を唱えると、クーポンが手に入る。

 


皆さん、英単語を覚えるのに声に唱えながら覚えたことはありませんか?声に出すと、出さないときより何倍も単語を覚えやすいらしいです。これをクーポンに応用するのがアイコトバ。

アイコトバはスマホアプリで、欲しいクーポンをクリックして、そこに出てくる「アイコトバ」を唱えると、クーポンが貰えます。

アイコトバのビジネスで面白いのはクーポンの発行主とアイコトバの内容が違うところ。例えば「人工知能といったらIBMのワトソン」というアイコトバを唱えると、日本酒のクーポンが貰えたりします。

アイコトバは特定の駅にしかなくて、その駅に行かないと貰えなかったり、あるテレビ番組やラジオ番組でアイコトバを発表してアプリで唱えさせたり、ということを計画しているそうです。

アイコトバ: http://icotoba.co.jp/

 

こどもの成長シネマDVD”filme”

 

filmeはスマホでこどもを撮影すると、成長シネマとしてDVDにしてくれるサービス。代表の門松さんがプレゼン。

スマホの動画はなかなか見返さないものです。折角我が子のかわいい姿をムービーに残しても、撮ったら撮ったで容量がすぐにいっぱいになっちゃうし、あとで見返そうにもどれがどれだかわからないし、しまいにはどんなムービーがあったかも忘れてしまいます。

そこで登場するのがfilme。こどもの成長ムービーを自動編集して、DVDにしてくれます。 filmeは夫婦で動画をとって共有。撮ったムービーはクラウドにアップしてくれるので取り放題。ムービーをアップすれば自動編集され、一定量のムービーが貯まればDVDを作成、手元に送ってくれます。自動編集はこどもが笑顔のところを抽出し、かわいい音楽をつけ、エフェクトまでつけてくれます。 使用期間は0歳から5歳くらいまででしょうか。filmeの夢はこの5年間のムービーを、成人したときや結婚のときにプレゼントとして送ることだそうです。なんて素敵なサービス…!  

 

オリジナルの生け花をプレゼントに「青工逢山」

 

青工逢山の工藤さん。 折角持ってきたお花を指し棒に使っております笑

 


青工逢山(せいこうおうざん)は華道のデリバリーサービスです。会社の部活として生花をやられていた工藤さん。お花にハマって「ビジネスとアートが出会う」場所として青工逢山を始めました。工藤さんによると、フラワーアレンジメントは販売もされているし教室もある。けど、華道には教室はないけど販売するサービスはなかったそうです。

華には本来24の季節があり、青工逢山は季節の華とメッセージをセットで贈ります。華を贈るときは特別な時なので、このメッセージをつけるというのが貰った側の嬉しい価値になるそうです。

引っ越しなどの祝い事時には色々な方からお花を貰うけど、同じような花になってしまいます。他の花との差別化のためにも「お華」を贈ってみては如何でしょうか。

青工逢山: http://seiko-ouzan.com/

 

優勝は季節を彩るあのサービス

 

sproutの優勝者は、毎回オーディエンスの投票によって決まります。BtoCのサービスをユーザに紹介しているからこそ、ユーザが1番気になったサービスに脚光を浴びて欲しいのです。(と言っても、どのサービスも素晴らしいから登壇してもらっているのですけどね!)

sproutはユーザの投票で優勝を決めるスタイル

 

さあ、しばしの歓談のあと、優勝者の発表です。優勝者は…    

優勝した青工逢山の工藤さんに、前々回優勝の菅野さんからトロフィーを授与。

優勝した青工逢山の工藤さんに、前々回優勝の菅野さんからトロフィーを授与。

 


優勝は青工逢山の工藤さん。華道という、近くて遠いサービスを身近にするところが評価されたようです。メッセージと季節のお華のセットというのも◎ですね!

IBM賞はアイコトバの田中さんが受賞。「人工知能といったらワトソン」とプレゼンで言及したことが良かったらしいです笑

 

ビールはナヲナスから!

 

過去優勝者の京橋ファクトリー八木さん。ナヲナスというサービスでビールをいただきました!

過去優勝者の京橋ファクトリー八木さん。ナヲナスというサービスでビールをいただきました!

今回はGRAND KIRINを提供いただきました。

今回はGRAND KIRINを提供いただきました。

 

sproutには欠かせないビールなどのドリンク。sproutでの優勝経験もある京橋ファクトリーの八木さん率いるナヲナスに、今回もビールを提供頂きました!いつもありがたく頂戴しております!今回はキリンさんからGRAND KIRINを頂きました。ありがとうございます、おいしゅうございました。

 

次回は12月に特別版!?

 

記念すべき#10 は青工逢山の優勝で幕を閉じました。11月はお休みを頂きまして12月に年末特別版を開催予定です。詳細が決まりましたらお知らせ致します。気になる方は是非LINE@にご登録下さい!
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それではそれではー!

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